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製品開発は苦労と感動の結晶。スマートフォンを分解したときにわかる技術がある

製品開発は苦労と感動の結晶。スマートフォンを分解したときにわかる技術がある

-転職のきっかけを教えてください。
前職では、半導体のウエハー製造装置を作っている会社に派遣で就業し、専用回路にまつわる図面作成などを行っていました。もっと身近な製品作りにシフトしたいという想いがあり、アウトソーシングテクノロジーの前身である聖翔株式会社に入社。入社~現在まで、クライアント先の携帯電話メーカーで設計に携わっています。

-入社後の仕事内容を教えてください。
ひとことで設計と言っても部品ごとに専門分野がわかれていて、私はその中で「フレキシブル基板モジュール」の設計を行っています。
参画当初は、フレキシブル基板モジュール(以下:フレキ)の分野はクライアント内部であまり盛り上がっておらず、社内での設計体制を構築するところから始まりました。外部のサプライヤーさんと議論をしながら、2~3年かけて設計基準を作り上げて行きました。

-すごく上流工程ですよね、どんな経緯で今の仕事をするようになったのですか?
実際、最初は専門用語もわからなかったですよ。用語を調べたり製造プロセスを勉強しながら、課題解決方法を考えて行くという繰り返しです。
前職は、決まった枠組みの中から図面をチョイスする業務が中心でしたが、今の現場は何もないところから設計していく仕事が殆どです。前述の設計基準を作り上げるような本当にゼロから始める仕事もあって、ものすごく濃い内容の仕事に携われています。

-苦労したプロジェクトを教えてください。
印象的なのは、数年前に発売された新機種のスマートフォンへの機能実装のプロジェクトです。
今やスマートフォンのUSBはキャップがないのが主流ですが、ひと昔前はキャップで防水していました。私のチームでは防水機能を担保しつつキャップを無くすというのを、フレキの基板で実現したのですが、なかなかうまく行きませんでした。防水だけではなく、USBは規格が変わるごとに通信速度が速くなるので、そこも苦労した点です。

-詳しく教えてください。
フレキだと信号品質が悪くなるので、信号品質を担保するためには普通の堅い基板で行うのが一般的なんです。ただ、スマートフォンの薄型化やバッテリーの大型化という観点も踏まえて、あえてフレキという選択をしました。信号品質の悪い基板にスピードの速いものを載せるという無謀とも言える挑戦で、信号品質とスピードの両立は苦労しましたね。
通常のスマートフォンだと、4回くらい試作をして量産に入るのですが、当時は10回20回と試作して、設計変更、試作、設計変更・・・と終わりが見えない毎日でした。完成した時には本当に嬉しかったです。

-このスマートフォンに、そんな苦労が…!
はい…!ユーザから見れば変化は微々たるものでも、実は、尋常ではない苦労が詰まっているんです。誰にも自慢できませんが、技術的に優れたことをやっている自負はあります。
各メーカーさんで、他社のメーカーのスマートフォンを分解して解析することを行っていると思うのですが、分解して、技術がわかる人に中を見られたときに「すごい」と思ってもらえると思います。

-将来やりたいことを教えてください。
1つは、エンジニアとして道を究めたいという想いがあります。この業界は本当に技術の進歩が目覚ましくて、次から次に新しい技術が出てきます。私は業界経験12年になりますが、12年経っても習得しきれないくらい技術があふれている世界で、だからこそ前向きに技術を習得し続けたいと思っています。
もう1つやって行きたいことは、メンバーの育成です。今、アウトソーシングテクノロジーの組織の中でもチームリーダーをやらせていただいていて、メンバーも何人か抱えているので、教育にも力を入れて行きたいです。

-マネジメントや教育は、もともと興味があったのですか?
正直、昔はあまり興味はありませんでした。ただ、現場では新規メンバーが入ると、設計者は私が教えるのがルーティンになり、いつの間にか教育に関わるようになっていましたね。
自分が育てたメンバーが成長して行くのを見るのは、すごくやりがいになります。

-ありがとうございます!最後に、アウトソーシングテクノロジーではどんな人が活躍できると思いますか?
1番は、前向きなことです。何に対してもポジティブな人って色々なことに挑戦できて、将来の可能性も広がります。エンジニアとしてもリーダーになる人でも、前向きな人は周りを引っ張って行くちからになります。
技術は後からいくらでも習得できるので、前向きでやる気のある人なら伸びていけると思いますよ。興味がある方は、ぜひ応募してください。

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